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【5人の実例】脱衣所にクローゼット、洗濯動線をラクにする方法

カツオ
カツオ

こんにちは!
カツオです。

僕は、2021年に三井ホームで家を建てました。
営業マンや設計士との打合せは、大変でした…。
でもなんとか、自分なりにオシャレな家づくりができて大満足。

2階リビング
(2022/1/16撮影)

家はオシャレだけでなく、機能性も大事。
特に、洗濯動線にこだわりました。

わが家では、
「脱ぐ⇒洗濯⇒乾かす⇒しまう⇒着る⇒脱ぐ⇒洗濯・・・」
という一連の動作が、脱衣所(兼ランドリールーム)で完結します。

すごく、ラクですよ。

脱衣所(兼ランドリールーム)
(2022/12/30撮影)

最大のポイントは「脱衣所にクローゼットを設ける」こと。
なぜなら、脱衣所とクローゼットは相性バツグンだからです。
(のちほど詳しく解説します)

この記事ではカツオの実例4人の実例をご紹介します。
5つのランドリールームを参考にして、あなたの家づくりに活かしてください。

カツオ
カツオ

今回、4人の施主さんにご協力いただきました。
キキさんはいねさんちしさんもっさん、ありがとうございました!

それでは、やっていきましょう!

洗濯の3つの問題点

そもそも、洗濯には3つの問題点があります。
具体例として、僕の実体験をお話しします。

以前カツオが住んでいたマンションの間取りは、こんな感じ。

以前カツオが住んでいたマンションの間取り
マイホームクラウドで再現しました)

築2年(入居時)、東京都赤羽駅徒歩6分、南向き2LDK60㎡。
高台にあって見晴らしが良く、文句なしのマンションでした。

しかし、洗濯は苦痛でした
(マンションの問題ではなく、生活スタイルの問題です。)

洗濯動線は、こんな感じ。

わが家の洗濯動線(赤線)

洗濯機から取り出した衣類は、すべてリビングに持っていきます。
そこでなんと、リビングのカーテンレールに衣類をかけていました。

「ベランダ使わないの?」
と思ったかもしれません。
ごもっともなのですが、当時の僕ら夫婦にそこまでの気力がありませんでした。

カツオ
カツオ

1歳児と3歳児の育児&家事でヘトヘト。
理想は、ベランダで優雅に天日干しでしたが…

乾いた衣類は、少し離れたクローゼットにしまっていました。
しかし、しまわないことも多かったです。
するとどうなるでしょうか?

そう、リビングの崩壊です。

リビングのカーテンレール
今となっては懐かしい思い出
(2020年夏撮影 ※モザイク加工してます)

目をそむけたくなるような画像なので、モザイクをかけておりますw

当時、1歳と3歳の子供がいて、生活はバタバタ。
「今日もベランダに出て天日干し~♪」
「洗濯物は全部たたんでしまっちゃお♪」
「ルンルルーン♪」

という生活にはならないのです。

注文住宅を検討することになり、僕は崩壊したリビングを眺めながら思いました。
「リビングから洗濯物を追放したい。もっとラクに洗濯したい。」
そう、心に誓ったのです。

ちなみに、あなたに強くおすすめしたい考え方があります。
現状の生活で、何を改善したいか。」
それを考えてみてください。

現状に不満があるなら、それは新居で確実に満足することができるネタです。
もちろん、家全体のコンセプトも大事です。
でもできれば、細かい改善点も新しい家の間取りに活かしてください。

僕は、洗濯について現状の問題点を3つに整理しました。

問題点①:ベランダは使わない。暑い、寒い、花粉、汚い。

妻は天日干しが好きです。
なので、マンションでは乾燥機を設置せず。
代わりにベランダで天日干しする…はずでした。

しかし、実際にはベランダに出るのは面倒なもので。
夏にベランダに出れば、そこは灼熱
冬なら冬で、せっかく屋内で温まった体も、ベランダに出たらブルブル震えます

さ・・・さむい・・・

夫婦ともに花粉症(スギ花粉)で、2月~4月はベランダに出たくありません。
たとえガマンして天日干ししても、濡れた衣類に花粉が付く

さらに、ベランダがやっかいなのは、汚れです。
ベランダの床、壁、手すり、物干し竿など、自然と汚れていきます。
せっかく洗濯した衣類を干すには、そもそもベランダを清潔に保つ必要があります。

それだけの苦労をしてまで、ベランダで天日干しをする気力は、僕たちにはありませんでした。
上記で挙げたデメリットは、注文住宅でも同じ。
「新居にベランダはいらない」
そう硬く決意しました。

天日干しではなく、乾燥機か屋内干しでいい。
それが、僕たち夫婦の新しい価値観になりました。

問題点②:干す場所が遠い。

僕たち夫婦は、天日干しを諦めました。
ベランダは使いません。

当時、乾燥機をすぐに買ってもよかった。
しかしリビングには、“なんだかいい感じの物干し竿”がありました。
それはつまり「カーテンレール」のことです。

“なんだかいい感じの物干し竿”とは、カーテンレールのこと。
(2019年夏撮影)

カーテンレールは南向きで、日がよく当たりました。
しかも、外気をとりこむ吸気口も近い。
お風呂の24時間換気を回し続けることで、効率よく乾きました

「うわ…カーテンレールに洗濯物を干すとか、ありえない!」
とか思ったかもしれません。
そのお気持ちはよくわかります。

しかし、当時はそれほど辛い日々でした。
1歳と3歳の育児に加えて、僕も仕事が忙しかったりで、夫婦ともに睡眠不足。

僕たちには、カーテンレールが神々しく光って見えました
あぁ。ありがとう、カーテンレール様…。

2人育てるって、たいへん…
僕たち夫婦にとってカーテンレールは、まるで救世主でした。

とても便利なカーテンレールですが、ひとつ問題がありました。
それは、動線です。

洗濯機から干す場所までの距離が、長い。
まあ、ベランダに干していたときからそうだったのですが。

「天日干し」という目的があるならまだしも、ただ干すだけ。
それなら、洗濯機に近い所で干したくありませんか?

わざわざ、リビングまで衣類を運ぶ意味がわからないのです。

洗濯物を運ぶために、洗濯カゴを使っていました。
でも、そもそも洗濯機と干す場所が近ければ、そんなカゴもいらないはず。
洗濯カゴに入れたり、出したりする動作自体がムダなんです。

だから新居では必ず、洗濯機のすぐ近く(脱衣所)に物干し竿を設けようと決めました。

洗濯は毎日やります。
多い日には、1日に3回も洗濯することだってあります。

そのたびに、衣類を洗濯カゴにまとめて移動して、また物干し竿にかけて…
なんて、時間のムダ。

注文住宅を建てるなら、絶対に改善したいと思いました。

問題点③:収納が遠い。

カーテンレールで洗濯物を干すことには、もうひとつデメリットがありました。
それは、クローゼットが遠いこと。

洗濯物を干し終わった後に、しまう場所が遠いのです…
そうするとどうなるか、わかりますか?
そう、リビングの崩壊です。

見た目が崩壊したリビング
(2020年夏撮影 ※モザイク加工してます)
カツオ
カツオ

こんなに服がかかってるのに、カーテンレールって頑丈だなぁ!
(そうじゃない)

干す場所からクローゼットが遠いと、しまうのが億劫になります。
すると、次に服を使う時に、
「お、ここにあるじゃーん。」
と言って直接物干し竿(カーテンレール)から衣類を取ることに。

クローゼットに収納することを諦め、物干し竿から直接衣類を取る生活が始まってしまったのです。
だから、カーテンレールが服でいっぱいになる。

しかしこれは、大きな発見でもありました。
物干し竿は、衣類の拠点になる。
ということです。

育児や家事が限界を迎えると、衣類を物干し竿からしまう余裕がなくなります。
それなら、物干し竿がそのままクローゼットになれば良いのです。

この発見は、新居の脱衣所(兼ランドリールーム)に、大きな影響をもたらしました。
新居では、物干し竿の近くに収納を設けるだけでなく「物干し竿=クローゼット」として使える空間を求めました。

洗濯の3つの問題点まとめ

マンション時代は、地獄のような洗濯生活。
そこには、洗濯の3つの問題点がありました。

僕がマンション生活で学んだことをまとめると、こんな感じ。

洗濯の3つの問題点
  1. ベランダは使わない。暑い、寒い、花粉、汚い。
    ⇒天日干しへのこだわりは崩壊。それなら乾燥機か屋内干しでいい。
  2. 干す場所が遠い。
    ⇒洗濯機のすぐ近くに物干し竿が欲しい。
  3. 収納が遠い。
    ⇒物干し竿=クローゼットにしたい。

上のような課題をすべて解決するもの、それが「ランドリールーム」です。

ランドリールームづくりで、大事なキーワードは3つ。
「乾燥機、物干し竿、クローゼット」
です。

あなたも呪文のように唱えてください。
乾燥機、物干し竿、クローゼット!
カツオのことは忘れても、この3つのキーワードだけは覚えて帰ってください。

“三種の神器”とも言える3つのアイテムについて、このあと詳しく解説します。

わが家の実例:洗濯動線ゼロのランドリールーム(兼脱衣所)の作り方

それでは実際に、わが家の実例をお見せします。
わが家のランドリールーム(兼脱衣所)は、こんな感じ。

ランドリールーム(兼脱衣所)
(2022/12/30撮影)

わが家では、ずっと縦型の洗濯機を使っています。(日立のビートウォッシュです)
縦型だとドラム式洗濯機と違って、開けっ放しにしていてもフタが邪魔になりません
洗濯機自体が脱衣カゴの代わりになるので、ちょっぴり便利。

洗濯が終わると、衣類は乾燥機へ。
もしくは、乾燥機を使いたくない衣類は、物干し竿を使います。
洗濯~乾燥まで終わった衣類は、物干し竿にかけておくか、衣装ケースにしまいます。

そして、着替える場所もここ。
脱衣所も兼ねている、ランドリールームです。

こんな感じで、わが家では
「脱ぐ⇒洗濯⇒乾かす⇒しまう⇒着る⇒脱ぐ⇒洗濯・・・」
という一連の流れが、すべてこの部屋で完結します。

なんなら、一歩も動く必要がありません。
そう、これが「洗濯動線ゼロ」です。

「洗濯動線ゼロ」のランドリールームには、3つのキーワードがあります。
「乾燥機」「物干し竿」「クローゼット」
です。
言うなれば、これらの“三種の神器”を使うことで、「洗濯動線ゼロ」が実現します。

三種の神器①:乾燥機

ランドリールームを語るうえで、乾燥機は避けて通れません。
乾太くんのようなガス衣類乾燥機や、ドラム式洗濯機という選択肢があります。

わが家は「乾太くん」を採用しました。
ホントは安いエコハウス」という本のなかで、著者の松尾先生が絶賛されていたからです。

これを使えば約50分で完全乾燥、1回約50円、しかも4人程度の一般家庭なら1日1回、多くて2回の利用で完了します。また、ダニを完全に死滅させることができる唯一の方法が60℃以上の加熱です。それが可能なほぼ唯一の家庭用機器であることも見逃せません。 今まで採用していただいた建て主から「家事が1日30分減った。絶対に手放せない」という感想を一様にいただいています。

引用:ホントは安いエコハウス(松尾和也 著)

「ホントは安いエコハウス」はおすすめの本です。
ほかにも、家づくりに関するおすすめの本を、以下の記事で紹介しています。
家づくりのことなら、この本を読め!おすすめ15冊をご紹介。

ちなみに独身時代は、ドラム式洗濯機を使っていました。
そのときと比較して、乾太くんが優れているのは「ホコリを取り除く性能」
乾太くんを使っていて、僕がいちばん気に入っている点です。

乾太くんのフィルター
(2022/12/29撮影)

乾太くんの中にあるフィルターが、ホコリをキャッチしてくれます。
2~3回でホコリがモコモコになるたびに、
「お、またけっこう取れたなーw」
と思いながら、ホコリのかたまりを”剝がす”のです。

<補足>
取扱説明書によると、フィルターのホコリは毎回取るべき。
でも、ホコリをまとめて取るほうが、気持ちいいくらいに「ペリペリッ」っと取れます。
やめられないとまらない♪
これを剥がすときが、たまらないw
(2022/12/29撮影)

乾太くんは、大量のホコリを取ってくれます。
むしろ今までの乾燥機(もしくは部屋干し)では、それだけのホコリが残っていたということ。
衣類に残ったホコリは、家中を飛びます。

そういえば、新居ではホコリが空中を舞っているのを、見たことがありません。
新居に住み始めてしばらく経ってから、乾太くんのおかげだと分かりました。

もし仮に、僕がドラム式乾燥機を買うことになれば、ホコリの除去性能が最上位のモデルを買います。
それが見つからないなら、乾太くん一択。

僕はそう思います。

カツオ
カツオ

僕が乾太くんをおすすめする最大の理由は、ホコリ除去です。

ほかにも、乾太くんを気に入っているポイントを挙げるとしたら「乾燥の速さ」です。
やっぱり、”速さ”は正義ですね。

普段の生活では、そこまで恩恵を感じることはありません。
しかし、突発的な時に威力を発揮します。

例えば、子供がオネショをしてしまったとき。
あとは、旅行から帰ってきたときなどです。
急いで2回(ときには3回)洗濯~乾燥のサイクルを回さねばならないときが、必ずあります。

そんなときに、乾太くんなら50分前後で乾燥してくれるので、心強い。
ちなみに、乾燥している間にも洗濯機が回せます
なので、「洗濯機+乾太くん」の組み合わせは、ドラム式洗濯機よりはるかに処理性能が高いです。

以上が乾太くんを気に入っているポイントです。
とはいえ、ドラム式洗濯機にもメリットがあります

ドラム式洗濯機なら、ワンタッチで最後までやってくれます。
洗濯機から乾太くんに、衣類を移すのは意外と重労働
「夜にボタンを押せば、朝にはできている。」
そんなライフスタイルを求めるなら、ドラム式洗濯機のほうが向いています。

  • いざというときに高速で洗濯サイクルを回したいなら、乾太くん。
  • 時間がかかってもいいからワンタッチで済ませたいなら、ドラム式洗濯機。

このような2択で整理してみても、いいかもしれません。
あなたはどちらでしょうか?

三種の神器②:物干し竿

乾燥機が使えない衣類は、物干し竿を使って干します。
ここでも重要なのは、動線。
できる限り洗濯機近いところに、物干し竿を設けるのがポイントです。

カツオ家の場合は「ホスクリーン」を設置しました。
「ホスクリーン」は、そのままクローゼットのように活用しています。

ホスクリーン
(2022/12/30撮影)

ホスクリーンは、脱着が簡単です。
押して回すだけ。

ホスクリーンの設置場所は、3か所にしました。
普段メインで使うのは、2本だけです。(予備1本)
生活スタイルに応じて、わが家は最大3本までホスクリーンを使うことができます。

ホスクリーンは、メイン2本、予備1本の体制。
(2022/12/30撮影)

ホスクリーンのメリットは、脱着できること。
不要であれば、3本⇒1本に減らすこともできます。

とはいえ、0本にすることはたぶんないかな。
それなら1本は固定してしまって、おしゃれなアイアンバーを使うのもアリです。
(のちほど、別の施主さんの実例をお見せします。)

ちなみに、ホスクリーンを採用する場合は、物干し竿も川口技研で統一することをおすすめします。
質感が良いのと、長さ調節がラクです。

ホスクリーン使うなら、純正の物干し竿を使ってください。
(2022/12/30撮影)

三種の神器③:クローゼット

洗濯動線ゼロにするための最大のポイントは「脱衣所にクローゼットを設ける」こと。
カツオ家では、物干し竿もクローゼットの役割を果たしていますが、衣装ケースも活躍しています。

普段使いする衣類をしまうのは非効率なので、物干し竿にかけっぱなしでOK。
たとえば、僕のワイシャツとか、家族の普段着などですね。
逆に、頻繁に着ないものは、衣装ケースにしまいます。

  • よく着る服 ⇒ 物干し竿にかけておく
  • それ以外の服 ⇒ 衣装ケースにしまう

これから家を建てるとき、もし面積に余裕があるなら、別途クローゼットをしっかり設けるのもアリです。
とはいえ予算のことを考えたら、贅沢なスペースが得られない方も多いかと思います。

そこで活躍するのが、衣装ケースです。
僕は、無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」を使っています。

無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」
(2022/12/30撮影)

見た目は若干アレですが、以下の2点が気に入っています。

  • 自由に配置できる。
  • 増やしたり、減らしたりできる。

生活スタイルや家族構成によって、必要なキャパシティは変わっていきます。
衣装ケースであれば、空間を自由に使うことができます。

しかも乾燥機、物干し竿のすぐ近くにあるので、めちゃくちゃ楽です。

わが家の実例まとめ

あなたも「乾燥機」「物干し竿」「クローゼット」をぜひ取り入れてください。

カツオの場合は、「乾太くん」「ホスクリーン」「無印良品の衣装ケース」を採用しました。
もちろん、採用する商品はあなた次第です

「乾燥機」「物干し竿」「クローゼット」の内容はあなた次第
カツオの場合は、以下の組み合わせになりました。
・乾燥機 ⇒ 乾太くん
・物干し竿 ⇒ ホスクリーン
・クローゼット ⇒ 無印良品の衣装ケース

あなたなりの組み合わせを、考えてみてください。
この後ご紹介する4人の実例でも、いろんな組み合わせがあります。
ぜひ参考にしてください。

ちなみに、ランドリールームにこれだけの機能を持たせるのには、それなりに面積が必要です。
カツオの場合、ランドリールームは5畳あります。
延床面積32坪の家で、5畳を費やすのは勇気がいりました。

しかし、まったく後悔していません。
むしろ大正解でした。
快適な「選択動線ゼロ」の生活を送っています。

カツオ
カツオ

寝室は4畳しかないけど、気にしないwww

4人の実例集:脱衣所にクローゼットを設けた成功例

それでは実際に、カツオ以外の実例をお見せしていきます。

今回は4人の施主さんにご協力いただきました。
キキさんはいねさんちしさんもっさん、ありがとうございました!

それでは、やっていきましょう!

実例①:ちしさん

ちしさんとは「もはや幼馴染」と言ってもいい気がしますw
僕が家系ブログを書き始めたころから、Twitterで仲良くさせてもらっています。

実は以前、僕のYoutubeにもご出演いただいてます。
他愛もない会話から、仲の良さを実感いただけるんじゃないでしょうかw

ちしさんのご家庭は、小さいお子さんが3人がいらっしゃる、5人家族です。(2022年12月現在)
聞くところによると「4人目も欲しい」とか。
共働き夫婦であり、家事育児の時短には並々ならぬこだわりがあります。

家事と育児をいかに効率的にこなすか、日々研究されています。
そのレベルをたとえて言うなら、NASAを超えてるんじゃないかなw

下の写真は、ちしさんのランドリールーム
時短を追求した、美しいデザインになっています。

ちしさん宅のランドリールーム

このランドリールームの最大の特徴は「衣類はたたまずにしまう」というコンセプトにあります。
ちしさんの家庭では、乾太くんから取り出した衣類(特に靴下や下着類など)を、家族それぞれ専用のカゴに放り投げます。以上。

家族それぞれが、自分のカゴから勝手に取っていくスタイル。
めちゃくちゃ効率的じゃないですか?

家事を時短する最強の方法。それは、やらないこと。

byちし

アドラーかな?アインシュタインかな?
いや、ちしさんです。

わが家は2人の育児でもヒイヒイ言っているのに、3人を育てるママは見てる世界が違いますね。
限界を突破した人がたどり着く場所は「たたまない」世界。

ちなみに造作棚も、ちゃっかりオシャレで機能性抜群です。
アイロンをしたり、洗濯物の仕分け作業ができます。
まさに、機能美なランドリールーム。

逆側から見ると、こんな感じ。

お風呂の手前に「タオル入れ」「脱衣カゴ」が配置されているのも便利。
タオル入れの中身はもちろん、ぐちゃぐちゃのタオル。

いいんです、たたまなくて。
効率的だから。

実例②:キキさん

キキさんとは普段から「三井の会」で仲良くさせていただいてます。

「三井の会」は、三井ホームの施主たちが共同運営しているコミュニティです。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
三井の会とは?参加する3つのメリット

施主検査にも呼んでくださり、実際にお会いしたこともあります
キキさん宅は、素敵なお家でした。

いろんな先輩施主のブログやインスタの内容が、キキさん宅の家づくりに活かされています。
見た目ももちろんステキですが、細部までこだわり抜いた痕跡が見えるのです。

「子供のために体育館を作りたかった」
そんなキキさんのTwitterアカウントは、こちらです。

キキさんのランドリールームは、僕がいままで見た中で「史上最強」ですねw
広々とした空間に、すべての利便性を備えています。

キキさんのランドリールーム

奥の左手にお風呂。
右奥に洗濯機と乾太くん。
その少し手前の右が、洗面台になります。

そして写真の手前には、両側に巨大なファミリークローゼットがあります。
洗濯物を「たたむ」「干す」「しまう」「着替える」をすべて可能にしたスペース。
しかも、家族全員の衣類がここに集結します。

逆側から見ると、こんな感じ。

先ほどご紹介したちしさん同様、キキさんも小さいお子さんがいる共働き夫婦です。
洗濯家事の時短に、相当なこだわりを感じます。

ちなみに、衣装ケースとして使用しているのは「フィッツプラス」という商品です。
わりと低価格で質感が高いので、おすすめです。

カツオ
カツオ

実は、床のヘリンボーンはクッションフロアなんです。
ビックリですよね。
実際に体感してきましたが、大人の目線からだと無垢床にしか見えない。

洗面台から見たランドリールーム

ご本人からもこだわりポイントを伺いました。
ぜひ参考にしてください。

脱衣所、洗面所、ランドリー、ファミリークローゼットが合体した9畳強の細長い空間です。
一番のこだわりは、家族全員の「たたむ」「干す」「しまう」「着替える」を集約したことです。
動線を短くするだけでなく、「たたまない」「しまわない」「干しっぱなし」でも支障が出ないように計画しました。
ファミリークローゼット→ダイニング・キッチン→玄関廊下→洗面所→ファミリークローゼットといった回遊動線になっているので、各所からのアクセスも良好です。
床下点検口は動線を避けて配置しました。
乾太くんは洗濯機の上になってしまったけど、その分収納に余裕ができました。

キキさんより(2022/12/21)

キキさんのコメントにもあるように、床下点検口を動線を避けて配置するのは、すごくおすすめです。
これはカツオの後悔ポイントなので、めちゃくちゃ耳が痛い話。
あなたにも、絶対に失敗してほしくありません。

床下点検口のことや、その他の後悔ポイントについては、以下の記事で解説しています。
注文住宅の後悔7選。間取り・仕様の失敗。

実例③:はいねさん

次の実例紹介は、はいねさんのランドリールームです。
はいねさんも三井ホームの施主さんで、三井の会で仲良くさせてもらっています。

35坪の平屋で、夫婦それぞれの書斎を設けました。
夫婦そろってアーロンチェアだから、羨ましい!!www

はいねさんはTwitterやインスタで情報発信されていますが、三井の会やDMといったクローズドな場でもとても親切。
僕が「電子錠の反応が遅い」と言ったら、すぐさまご自宅の電子錠の動画を送ってくれました。

そんなはいねさん宅には、素敵なランドリールームがあります。
思い切ってブログに掲載させていただけないか打診したところ、快くOKいただきました。

はいねさんのランドリールームでは、乾太くんを低めに設置しています。
こうすることで、衣類の出し入れがしやすくなります。

はいねさんのランドリールーム

乾太くんって、洗濯機の上にあるとけっこう出し入れが大変です。
特に衣類をまとめて「わさっ」っと出すときに、もたつくんですよね…

あとフィルターのホコリを取るときは、台がないとキツイと思った方が良いです。
僕は身長173cmあり、台を使わなくても大丈夫です。
しかし、身長160cmの妻は、台を使っています。(フィルター掃除の時)

カツオ家の場合、妻が乾太くんのフィルター掃除するときは、台を使っています。
(2022/12/29撮影)

はいねさん宅のように、低い位置に乾太くんがあれば、この手の問題はありません。
気になる方は、乾太くんを低めに設置することを検討しましょう。

ちなみに、はいねさんのランドリールームの天井には、物干し用のアイアンバーが取り付けられています。
オシャレですよね。
将来的につけ外しを想定しない場合は、カツオが使ってる「ホスクリーン」よりも断然おすすめです。
はいねさんが採用したのは、よし与工房の「ハンギングバー」という商品です。

ちなみにわが家のアイアン手すりも、よし与工房さんです。
よし与工房の「ロートアイアン」は、高級感があって好き。

乾太くんの上にある造作カウンターも使いやすそうです。
取り出した洗濯物を「わさっ」っと置ける。
そこから衣類を選別して乾太くんに放り投げればOK。
洗濯機からアイアンバーor乾太くんへの流れが、とてもスムーズな配置になっています。

洗濯物の仕分けがスムーズ

しかも、アイアンバーだけでなく、いざとなればワイヤーを使うこともできます。
お風呂のドアの上に、なにかパーツが見えませんか?
実ははいねさんのお宅、臨時でワイヤーを張ることができる仕様になっています。

森田アルミ工業の「pid 4M」という商品です。

ちなみに、きちんと床下点検口は動線から外れたところに設置されています。
ほんと抜け目がありません。

乾太くんの右横には「フィッツユニットケース」を置いているそうです。
ん~、欲しいなぁ。
僕が使っている無印良品の衣装ケースよりも、質感高そうです。

実例④:もっさん

次にご紹介するのは、もっさんのランドリールームです。
Twitterで素敵なランドリールームをご紹介されていて、思わず声をかけてしまいました。

https://twitter.com/mossannoie/status/1577095696704245760

もっさんの物干し竿は、僕と同じ「ホスクリーン」です。
当時、「身長が足りず、ハンガーを取るのが大変」というツイートをされていました。

でも、ホスクリーンには長さ調節機能があります。
僕も当時反応しようと思いましたが、別の方が返信されていて安心しました。

先ほど紹介したはいねさんと同様に、もっさんのランドリールームでも「いざというとき」の物干しが用意されています。

使っている商品はこちら。
モリテックスチールの「ルームハンガー(ダブルポールタイプ)」です。

しかも実は「外干し」もできちゃいます。
奥の掃き出し窓から、外に出ることも可能。
外で干してもいいし、屋内干しするときでも窓を開ければ、衣類がよく乾きます。

このように、もっさん宅のランドリールームは、自然乾燥に強いこだわりを感じます。

もっさんのランドリールーム

ちなみに、窓を開けなくても衣類がすぐ乾く仕組みが、もっさんの家にはあります。
パナソニックホームの強みの一つである、全館空調「エアロハス」

ホスクリーンの上の天井に、エアロハスの吹き出し口が付いています。
そこから新しい空気が常に供給されます。
なので、洗濯物がよく乾く。

もっさん宅には、いわゆる乾燥機はありません。
しかしその代わり、「外干し」や「全館空調による自然乾燥」など、別の角度で工夫がされています。
奥の窓際においてある機械は、衣類乾燥除湿機です。
もはや、自然乾燥を極めているw

また、壁もパナソニック特有の仕様。
壁紙が透湿クロス、そして壁内部の石膏ボードに稚内(わっかない)珪藻土が使われています。
それによって、もっさん宅のランドリールームの壁には調湿機能があります。

自然乾燥こだわり抜いた、素敵なランドリールームです。

まとめ:「脱衣所にクローゼット」はこれからのスタンダード

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
いろんなランドリールームをご紹介しましたが、重要なポイントは”三種の神器”です。

三種の神器、覚えていますかー?
「乾燥機」「物干し竿」「クローゼット」
でしたよね。

そして、これら3つを揃えるために、いろんな商品選定があります。
カツオ含め5人の実例を参考に、あなたなりの商品選定やランドリールームの形を決めてみてください。

今日ご紹介したすべての施主さんに共通しているのは、「脱衣所にクローゼット」があることです。
最重要ポイントなので、ぜひマネしてみてください。

これからの時代は、ますます時短(タイパ)が重要になってきます。
洗濯なんて効率よく終わらせて、他の有意義なことに時間を費やしましょう。
おそらく洗濯は一生、毎日つづきます。
あなたなりに考え抜かれた、素敵なランドリールームが作れることを、祈っています。

それでは。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

カツオ