こんにちは!
カツオです。
2021年の秋に、三井ホームで家を建てました。
注文住宅は、自分好みのオリジナルな家を作れます。
しかしその反面、失敗や後悔も多いです。
自分で言うのもアレですが、僕はこだわりが強い施主だと思います。
例えば、階段の下にルンバコーナーを作りました。
同じことをやっている人は、そう多くないはず。
2階リビングは、屋根勾配天井になっています。
天井の高さは最高4メートルあり、開放感は抜群です。
キッチンはトクラスの「Berry」を採用。
黒色のキッチンは、かっこよくて好きです。
ペンダントライトも、お気に入りです。
住み心地は、最高です。
でも実のところ、注文住宅は失敗も多いです。
数えてみたら、だいたい50個あります。
今回は、それら50個の失敗から、7つの後悔をピックアップしました。
その7つは、頭を抱えるほど後悔しています。
家づくりについては、本を10冊以上読んで勉強しました。
それでも、後悔があります・・・。
みなさんには、同じ失敗をしてほしくありません。
カツオの後悔を、参考にしていただけたら幸いです。
それでは、やっていきましょう!
ちなみに、動画で見たい方はこちら。
目次
後悔①:床下点検口の位置が、良くない。
床下点検口の位置は、僕がいちばん後悔していることです。
みなさんにも、強くお伝えしたいことがあるので、ぜひ聞いてください。
なぜ、後悔しているのか。
それは、床下点検口がきしむから。
しかも、その床下点検口の位置は、自分で決めた場所ですw
自分のせいなので、後悔の度合いは100倍w
床下点検口は、珪藻土マットと相性が悪い。
経緯について、もう少し詳しくお話しします。
下の間取り図は、三井ホームの設計士さんから、最初に提案を受けたもの。
床下点検口は、お風呂の前にありました。
僕は、Youtubeで注文住宅に関する動画を、1000本以上見ました。
そこで学んだことのひとつに、
「床下点検口を、お風呂の前から移動すべき」
というノウハウがあります。
床下点検口がお風呂の前にあると、珪藻土マットがガタつく可能性があります。
また最悪の場合、珪藻土マットが割れることもあります。
実際に以前のマンションでは、珪藻土マットが割れました。
原因は、やはり床下点検口だったのです。
ハウスメーカーは、床下点検口をお風呂の前にしたがる。
ハウスメーカーから間取りの提案を受けるとき、お風呂の前に床下点検口がくることが多いです。
多いというか、99%そうなってるのではないでしょうか。
なぜなら、それが注文住宅業界の風習となっているからです。
実は、床下点検口がお風呂の前にあると、アフター担当の人が点検するときに”楽”なんです。
お風呂の前は、確実に物が置かれません。
なんせ、お風呂に出入りするところなので。
変なところを床下点検口にしてしまうと、アフターサポートの担当者が作業するときに困ってしまいます。
タンスなんか置かれた日には、大変。
施主にどかしてもらわないと、点検ができません。
アフターサポートの方々は、一人あたり100軒~200軒の家を担当しています。
施主が家具をどかすために、時間を取られるのは非効率。
だから、ハウスメーカーの設計士は、床下点検口をお風呂の前にして提案するのです。
しかし本来であれば、施主が自分で好きな位置を指定すべき。
提案を鵜呑みにするのではなく、あなたが決めた位置に移動するようにしましょう。
ドヤ顔で、床下点検口の位置を変えるカツオ。
ハウスメーカーが、床下点検口をお風呂の前にしたがるのは、当時の僕も知っていました。
最初の提案を見たとたん「ははーん」と知ったような顔をして、設計士さんにこう言いました。
床下点検口の位置を、変えたいんですよねー。
珪藻土マットを使う可能性もあるので。(ドヤァ)
もうね、ドヤ顔で言いましたよw
素人のくせにw
設計士さんはそんな素人の僕を、温かい目で見守りつつ、
「じゃあ、この辺ですかねー」
と言われた位置。
それが、洗濯機の前でした。
「ありがとうございます。」
と、満足げに言うカツオ。
内心では、ガッツポーズをしていました。
よしっ!
家づくりの勉強をしてよかったー!
床下点検口は、きしみます。
新居が建って、いざ住み始めると、ある異変に気が付きます。
床下点検口の上に立つと、
「キキキキキキ…」
といって、きしむんです。
しかもその音は、毎日のように大きくなっていきます。
その場所は、洗濯機や乾太君の前。
さらに言うと、ホスクリーンに服をかける場所でもあります。
あまりにも気になるので、三井ホームのアフターサポートに連絡。
担当の方に来てもらい、ドライバーなどで少し調整。
しかし、数日すると元通り。
こんなやりとりを、3回繰り返しました。
正直、頭を抱えました。
床下点検口がきしむなんて、聞いてないよ・・・
いろいろとネットで調べると、
「床下点検口はきしみやすい」
という口コミがありました。
こんなことになるなら、床下点検口をわざわざ洗濯機の前に移動しなかった。
なんなら元の位置、つまりお風呂の前のままにしておけばよかった。
そのように、思うわけです。
おすすめは、部屋の奥です。
もし僕がもう一度家を建てるなら、人の動線じゃない所に床下点検口を設けます。
おすすめは、部屋の奥。
例えば、我が家ならここです。
↓
床下点検口の上には、物を置かないのが望ましいです。
点検のときに、困るので。
とはいえデッドスペースになるのも、もったいない。
というわけで、キャスター付きの収納アイテムが重宝します。
例えば、こんな感じのとか。
↓
後悔②:クローゼットが、引き戸。
それでは、2つ目の後悔ポイントの話に移ります。
2つ目の後悔は、クローゼットを引き戸にしたこと。
「折れ戸にすればよかったなぁ」と後悔しています。
部屋が狭いので、折れ戸を採用しなかった。
問題の場所は、こちら。
↓
写真の部屋は、5畳の子供部屋です。
そこまで大きい部屋ではありません。
当初、
「クローゼットを折れ戸にすると、開け閉めするときに物がぶつかる。」
と考えました。
また、折れ戸だと開けっ放しにできない気もしました。
部屋が窮屈になるから。
「引き戸なら、部屋を圧迫することなく、開けっ放しにできる。」
「お客さんが来るときは、扉を閉めればいい。」
そう、思っていました。
住むまでは。
引き戸は、使いにくいです。
実際に暮らしてみると、引き戸は使いにくいことが分かりました。
なぜなら、片側しか開けられないから。
例えば、クローゼットの左側を開けて服を探している時に、
「あれ…服がないぞ。右の方かな?」
となると困ります。
わざわざ引き戸を閉めて、逆側の引き戸を開けるのが手間です。
服を探すとき、左側を探して、右側を探して…
結局、左側にあったときは、イライラ度MAXです。
実際に住んでみると、我が家のクローゼットの前は、スペースに余裕があります。
折れ戸にしても、開け閉めは可能。
折れ戸にすれば、全面開けっ放しにできます。
もしくは、片側だけ開けといて、必要に応じてもう片方を開けることもできます。
もし、また注文住宅を建てるなら、クローゼットは折れ戸にします。
もしあなたが引き戸を採用しようとしていたら、ぜひ立ち止まって考えてみてください。
カツオと同じ後悔をするかもしれません。
後悔③:シューズクロークに、コート掛けがない。
これも、地味に後悔ポイントです。
シューズクロークに、コート掛けが、ない!
臨時のコート掛けゾーンが、使いにくい。
我が家のシューズクロークは、1.5畳あります。
写真を見ると、子供用のコート掛けがある”風”なんですが、これはただのつっぱり棒です。
下駄箱の板を外して、臨時のコート掛けゾーンを作りました。
水がしたたるのは、土間ではなく棚。
ひとつ残念なのは、一番下の板は外すことができないこと。
子供たちのカッパから落ちた雨水は、土間ではなく、木材の棚に落ちます。
そりゃあ、当然よね。
だって、もともとコート掛けじゃないから。
我が家も「コート掛けが欲しい」という気持ちは、前からありました。
しかし、シューズクロークが1.5畳で、そこまでのスペースは取れないと思ったのも事実。
いざ家が建ってみると、コート掛け付けといたほうがよかったなぁ。
そんな後悔を、感じる日々です。
後悔④:白の玄関タイルは、汚れが目立つ。
次は、玄関タイルの話。
なぜ、この色にしてしまったんだろう…
白の玄関タイルは、掃除が大変。
白の玄関タイルは、汚れが目立ちます。
1カ月くらい経つと、第一印象に影響しそうなくらい、汚れが目立ってきます。
「1カ月ごとに、掃除すればいいじゃん」
と思う方は、気にならないかもしれません。
しかし、家の掃除は玄関だけではありません。
お風呂、トイレ、庭、キッチンなどなど…
定期的に掃除しなければならない場所は、たくさんあります。
なるべく、掃除の頻度は下げるべきです。
1カ月ごとに、玄関を掃除する。
もしくは、汚れた玄関を許容して生活する。
いずれにしても、目をそむけたくなるような、精神的ストレスなわけです。
雨が降ると、もっと大変。
雨が降った日は最悪です。
汚れが一気に加速します。
靴に付いた、汚れ混じりの水滴が、やっかいです。
もしグレー系統のタイルにしていれば、汚れが目立ちにくくできた。
そう思うと、後悔がつのります。
後悔⑤:鏡面のものは、掃除が大変。
鏡面のものって、カッコいい。
例えば、キッチンの水栓。
キラキラしていて、高級感があります。
しかし、目を背けることのできない、最大のデメリットがあります。
それは、水垢の問題。
家の中には、鏡面のものが多くある。
特に、お風呂の手すりがやっかいです。
1週間もすると、水垢が目立ちます。
あとは、シャワー周りとか。
水栓レバーも、水垢の温床です。
あとは洗面台も、水垢が目立ちます。
手を洗うたびに、水がはねるから。
家の中には、水垢が発生する場所が、たくさんあります。
困ったもんです。
水垢の対策は、まめに拭くこと。
水垢の問題は「まめに拭く」だけで劇的に改善します。
例えば、
- お風呂 ⇒ 最後に出た人が、拭き取る。
- 洗面台 ⇒ ふきんを置いておき、まめに拭き取る。
という感じです。
いずれも、カツオが実践していることです。
拭けばいいだけの話。
しかし、これがけっこう面倒なんです・・・
もしあなたが、間取り設計中であれば、いま一度見直してみてください。
鏡面になっている箇所は、たくさんあります。
そのすべてが、本当に必要かどうか、検討してみてください。
その鏡面、本当に要りますか?
例えば、お風呂の手すりをつけない。
僕がもう一度家を建てるなら、お風呂に手すりはつけません。
必要になれば、あとからでも付けられます。
普段感じるストレスを軽減することのほうが、よっぽど健康です。
ホコリと手垢も、付きます。
鏡面のデメリットは、ほかにもあります。
それは、ホコリと手垢の問題。
わが家が「失敗したなー」と思うのは、トイレットペーパーホルダーです。
ツヤ感のあるシルバーで、ホコリが目立ちます。
それから、ドアの取手もシルバー。
いろんなドアで、このシルバーの取手を使っています。
1週間も経つと、手垢が目立ちます。
対策としては、素材を変えるのも、一つの手です。
水栓だけは鏡面が良いかもしれませんが、それ以外のパーツは鏡面である必要がありません。
たとえば我が家だと、ドアの取っ手や、トイレットペーパーホルダーです。
もしもう一度、注文住宅を建てるなら、これらのパーツは鏡面にしません。
後悔⑥:2連スイッチを、押し間違える件。
壁の凹凸は、できればなくしたいもの。
吸気口、換気扇、火災報知器などは、壁に取り付けることが多いです。
これらのアイテムを、毛嫌いする人も多いのではないでしょうか。
スイッチも、似た性質があります。
必要なものですが、隠すことはできません。
「せめて、スイッチをまとめてみるか。」
人々は考えました。
それが、2連スイッチです。
廊下に行きたいのに、洗面室の照明をON。
一見、偉大な発明に見える「2連スイッチ」。
実のところ、非常にストレスフルなスイッチでした。
わが家の廊下には、2連スイッチがあります。
洗面室と廊下、それぞれのダウンライトをON/OFFすることができます。
当然ですが、廊下に進みたいときは、廊下の照明をONにしたい。
一方で、洗面室に入りたいときは、洗面室の照明をONにしたいです。
しかし、これをよく間違えます。
例えば、廊下に進もうとしてるのに、洗面室の照明を点けてしまうケース。
逆に、洗面室に入りたいのに、廊下の電気をつけることもあります。
このケースだと、洗面室に入ってから気が付くので、わざわざ廊下にバックしてますw
2連のスイッチを使っていると、こういうことが、よくあります。
一日に、何度も。
地味にストレスなんですよね・・・
「そんなの、覚えればよくない?」
「スイッチに、ラベル貼ってあるじゃん。よく確認してから押せばよくない?」
と思うかもしれません。
そうやって自信を持って言える方は、この問題は深刻ではないかも。
そもそもスイッチのラベルなんて、読む気はありません。(頑固w)
にも関わらず、僕や妻は、記憶力が弱いです。(ワガママw)
いくら覚えたって、うっかりミスばかり。
そのたびに、ストレスを感じてしまいます。
2連スイッチを使わずに、分けたほうがいい。
もしリフォームするとしたら、僕なら洗面室と廊下の2連スイッチを分けます。
- 廊下側に、廊下用のスイッチ。
- 洗面室の中に、洗面室用のスイッチ。
という感じにします。
このように、必要な場所それぞれに、必要なスイッチがあると分かりやすいです。
押し間違えることはないでしょう。
あなたがもし、2連スイッチを検討中でしたら、注意してください。
もちろん、3連でも4連でも、同様の問題があります。
いま一度、スイッチを分けることができないか、検討してみてください。
押し間違えは、ストレスですよ。
カツオはこのストレスのせいで、血圧と心拍数が、少し上がってるかもw
ちなみに、スイッチを分けると、新しい場所にスイッチが増えます。
増やしたスイッチが、内観を崩さないように注意してください。
後悔⑦:収納に、Lanジャックを設けなかった。
今度は、Wi-Fi環境の話です。
我が家はNURO光を契約しました。
家の中には、Wi-Fiが飛んでいます。
そのWi-Fiを飛ばしているのは、バッファロー社のルーターです。
↓
情報分電盤からだと、家全体にWi-Fiが届かない。
NURO光を契約すると、Wi-Fi機能付きのルーターを設置することになります。
それは、情報分電盤の近くに置いてあります。
↓
「ここからWi-Fi飛ばせばいいじゃん」
と思うかもしれません。
僕も、できればそうしたかったです。
しかし、情報分電盤の位置は家の隅。
離れた居室に、Wi-Fiが届かないのです。
宅内LAN配線を通じて、別の場所からWi-Fiを飛ばすのがおすすめ。
そこで、宅内LAN配線を使います。
宅内LAN配線は、多くのハウスメーカーで標準仕様のはずです。
NURO光のルーターにLANケーブルを挿し、情報分電盤の近くのハブのうち「1階居室」用のLANジャックに挿します。
すると、居室にあるLANジャックが、インターネットにつながります。
居室のLANジャックに、別のWi-Fiルーターをつなげば、そこからWi-Fiを飛ばせます。
わが家の場合は、1階居室からWi-FIを飛ばす方が、快適に暮らせます。
つまり、わが家には2つのWi-Fiが飛んでいる状態。
実際には、1階のWi-Fiをメインで使っています。
2階の居室は電波が届きませんが、使用頻度が低いので問題なし。
1階のWi-Fiルーターが、邪魔なのです。
ここでひとつ、問題があります・・・。
この、1階のWi-Fiルーター。
ぶっちゃけ、邪魔じゃないですか?
今は子供部屋として使用していませんが、将来子供部屋にこれを置かせてもらうのは申し訳ない。
注文住宅を建てた他の施主さんの話を聞くに、
「収納の中にも、LANジャックを出してもらいました。」
という話も聞きます。
どうやら、設計士さんから提案されることがあるようです。
ガーン。
うちの設計士さんからは、そんな提案なかったんですけど・・・!
収納の中にWi-Fiルーターを置くことができれば、すっきりします。
わが家には、そういう場所はありません。
LANジャックやコンセントの追加は、大した増額になりません。
ぜひ、収納の中にもLANジャックを出しておくことを、おすすめします。
いざというときに、助けになるはずです。
まとめ:後悔はあるけど、注文住宅を建ててよかった。
以上、注文住宅の後悔7選をご紹介しました。
実は、ほかにも後悔ポイントはたくさんあります。
数えてみたら、全部で50個くらいw
その中から、特にみなさんに知っておいてもらいたいものを、7つ厳選してご紹介しました。
50個くらいの失敗があるとはいえ、成功が1万個あるので、全体の満足度は高いです!
注文住宅を建てて、本当によかった。
この記事の執筆にあたり、実際のわが家の写真を載せて、イメージが湧くように工夫しました。
また、随所でポイントをまとめてみました。
太字のところと、オレンジ色のボックスを、もういちど流し読みしてみてください。
あなたの注文住宅が成功することを、心から祈っております。
それでは。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
カツオ