こんにちは!
カツオです。
今回は、「間取りの検討で、おすすめのアイテム5選」というテーマでやっていきたいと思います。
・間取りを、自分で考えたい。
・窓の位置や大きさを、自分でも検討したい。
などなど
このような悩みは、僕もありました。
実は、いろんなアイテムを使って、自分でも間取りを検討しました。
その経験を、みなさんにお伝えします。
今後のみなさんの家づくりに、ぜひお役立てください。
それでは、やっていきましょう!
![カツオ](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2022/03/⑦ワンポイントアドバイス.jpg)
ちなみに、動画で見たい方はこちら。
目次
メジャー
まずは、メジャーです。
家づくりにおいて、これ以上の”必須アイテム”はありません。
僕が使用しているメジャー
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/20210816_133934-1024x576.jpg)
上の写真は、僕が愛用しているメジャーです。
100円ショップのキャンドゥで、購入しました。
ストッパーもついていて、目盛りを止めることもできます。
作りもしっかりしています。
これで100円なのは、びっくり。
ホームセンターに行くと、大工さんが使いそうな、本格的なメジャーも売っています。
価格は、2000円くらい。
100円のメジャーと比べて、いちばん違うのは、目盛りの強度だと思います。
キャンドゥのメジャーだと、長く伸ばしたときに「ふにゃっ」と曲がりやすいかも。
でも逆に言うと、違いはそれくらいに感じました。
だから、素人には100円のメジャーで十分だと、僕は思います。
メジャーの活用方法
ちなみに、メジャーの活用方法もお伝えします。
それはずばり、
「とにかく、身近なモノを測りまくれ」
です。
間取りを検討するとき、いろんな”モノ”の長さを決めていきます。
例えば、
- 窓の大きさ
- 部屋の大きさ
- 天井高
- 棚の高さ
- キッチンの高さ
などなど。
挙げたらキリがありません。
「間取りを検討する」
それは、言いかえると「すべてのモノの長さを決める」ということに他なりません。
意外とこれが大変なんですよね…
賃貸やマンションの購入であれば、寸法は決まっています。
しかし、注文住宅となると、違います。
いろんな”モノ”の長さは、自由です。
「はたして何cmが、自分にとって最適解なのか」
すべてのモノに対して、あなた自身が回答していく必要があります。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image.png)
85cmにしますか?90cmにしますか?
出典:三井ホームパンフレット(ORIGINAL DESIGN KITCHEN YA SERIES)より
キッチンの高さは、85cmと90cm、どちらが好きですか?
その窓は、あなたにとって、ちょうどいい大きさですか?
舐めてかかると、あとで後悔します。
ちゃんと、具体的な長さをイメージしながら、決めましょう。
そこで、メジャーの出番です。
大きさ・高さ・長さをイメージするために、どうするかというと、
「今の生活で使っているモノや空間を、メジャーで測りまくる」
これに尽きます。
例えば、新居の窓の大きさを検討するとします。
そしたら、まずは身近な窓の大きさを測ってみてください。
設計士さんに
「ここの窓は、1613です。(横が160cm、高さが130cmという意味)」
と言われたとします。
1613が、大きいのか小さいのか、直感で判断するのは難しいですよね。
でも、あなたの自宅の窓を測ってみて、そこを基準に考えると、答えを出しやすくなります。
![あなた](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/necchusyou_face_boy1.png)
「おー、横幅100cmでも、十分だなぁ。」
もちろん窓だけでなく、いろんな寸法も、この方法でイメージしていくことができます。
- 棚の高さを決めるとき ⇒いまの棚を測る
- キッチンの高さを決めるとき ⇒いまのキッチンを測る
- 天井高が210cmと言われた ⇒いまの天井高を測ってみる
などなど。
今の生活と比べて考えると、とっても簡単ですよ。
![あなた](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/necchusyou_face_boy3.png)
「ふむふむ、いまのキッチンは90cmなのかぁ。これ、ちょっと高いんだよねー」
メジャーがあると、間取りの検討が一気に、はかどります。
もし、まだ持ってないようでしたら、いますぐ購入しましょう!
マスキングテープ
つづいて、マスキングテープ。
実は、マスキングテープも、間取りの検討に使えるアイテムです。
![マスキングテープ18mm×18m](https://ec.cando-web.co.jp/item_img/4542804029499/4542804029499_1.jpg?2021-06-08%2009:01:22)
たくさん使うので、3個くらい買っても良いかも。
引用:Can★Do マスキングテープ18mm×18m
マスキングテープは、「モノのサイズ」をイメージするために使います。
例えば僕の場合、「窓のサイズ」をイメージするために使いました。
新居の窓を検討するとき、マスキングテープを壁に貼ってみてください。
図面に書いてある窓と「同じ高さ」で「同じサイズ」の窓を、マスキングテープで再現するんです。
具体的にはこんな感じです。
↓
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/20201218_075023-1024x485.jpg)
本当は、もっと横に長い窓を、取り入れたかったです。
いろいろ制約があり、このサイズが限界。
マスキングテープで貼ってみて、「この窓はやめよう」と決断しました。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/20201218_074905-1024x485.jpg)
想像以上に大きくて、テンションが上がります。
実際に貼ってみると、意外と想像していたのと違うことが多いです。
「大きすぎる」とか「窓の位置、低くない?」みたいな感じです。
特に我が家の場合、
「小さい子どもが、2階の窓から転落するリスクがないか?」
という観点でも、入念にチェックしました。
窓のサイズや高さ、そして取手の位置にも細心の注意を払いました。
あなたもぜひ、試してみてください。
ちなみに、窓以外にも応用が利きます。
棚の位置や、家具の配置なんかも、マスキングテープでイメージできるのでおススメ。
手作り模型
つづいて、「手作り模型」についてご紹介します。
一番手間がかかりますが、間取りを考えるなら、模型を作るのがイチバンです。
手元に出来上がった3次元の家を見たら、とてもイメージが湧きますよ!
模型の作り方
まずは、模型の作り方からご説明します。
用意するのは、
- 間取り図(平面図)
- 展開図(内観を横から見た図面)
- 厚紙
- カッター
- のり
- 気合い
です。
最後の「気合い」は、一番必要かもw
途中で、心が砕けそうになるのでw
材料が揃えば、あとは作り方は簡単です。
「百聞は一見にしかず」ということで、さっそく完成形をご覧ください。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/20201217_232905-1024x485.jpg)
1階だけ作ってみました。
この模型作りにかかった時間は、5時間くらいです。
けっこうかかりました…
「そんなに、時間をかけられないよ…」
と思う方もいるかと思います。
でも「実際に作ってみてよかった」と、僕は思います。
模型をジロジロ見ていると「ここ、もっとこうしたい」という、間取りのアイデアが湧いてくるんです。
具体的に、どんなことを発見できたのかというと、こんな感じです。
↓
・階段付近の窓の位置が、中途半端。
・子供部屋の窓が、小さい。
などなど
僕の場合は、なんやかんや、ぜんぶ窓の話です。
<後悔していること> ちなみに、ちょっと後悔していることがあります。 「厚紙」が自立してくれず、組み立てにかなり苦戦しました。 あと、出来栄えも、すこしフニャフニャしてますよねw もし、もう一度模型を作るなら、厚紙ではなく「スチレンボード」を使います。 スチレンボードだと、5mmくらい厚みが出るので、使用する図面の縮尺も2倍でやるかな。 ぜひ、ご検討ください。
模型から得られた発見
手作り模型の中を、イメージの中で歩いてみます。
すると、なんとも言えない「違和感」が湧いてきます。
まず、気になったのが、下駄箱の上の窓です。
こんな感じ
↓
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-1-1024x574.png)
下駄箱の長さと合ってなくて、不格好に感じました。
先ほどご紹介した、マスキングテープ作戦を経て、この窓はやめてしまいました。
本当は、下駄箱と長さを揃えたかったです。
しかしHM曰く、構造上不可とのことでした。
次に気になったのは、すぐ近くにある階段の窓です。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-2.png)
赤字で書いてある位置が、この時点での最新です。
これ、なんだか中途半端な位置だと、思いませんか?
もっと玄関側に寄せたほうが、いい気がしました。
というわけで、こんな感じの位置になりました。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-3.png)
最後に、子ども部屋の窓です。
極限までコストダウンを図った結果、子供部屋には小さい窓を付けていました。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-4-1024x596.png)
平面図を見ているだけでは感じませんでしたが、実際に模型を見てみると、なんともいえない”閉塞感” がありました。
そこで、大きい窓を採用することにしました。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-5.png)
こんな感じで、手作り模型から、いろいろと気づくことができました。
みなさんも、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
マイホームクラウド
次にご紹介するのは、無料のツールです。
これは、画期的です。
その名も「マイホームクラウド」。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-6-1024x681.png)
マイホームクラウドは、Webベースのアプリケーションです。
ChromeやEdgeなどのブラウザから、マイホームクラウドのサイトにアクセスして使います。
このツールを使えば、自分で自由自在に間取りを作ることができます。
パソコンでもスマホでもどちらでも。
しかも無料です。
個人的には、パソコンでの利用がおすすめです。
操作量が多いので、スマホだと少し大変かもしれません。
このツールの一番すごいところは、なんといっても無料なこと。
間取りを検討するために、有料のツールもあります。
しかし、いきなりお金を払うのは、ハードルが高い。
無料なので、ぜひ気軽にトライしてみることをおすすめします。
特徴1:間取りを作れる
このツールを使うと、自分で間取りを作れてしまいます。
僕の場合は、設計士さんからいただいた間取りを、アレンジするために使いました。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-8-1024x727.png)
専門の設計士さんが提案してくれた間取りは、とても満足のいくものでした。
しかし、どうしても気になるところが出てきます。
そんなとき、このアプリであれこれ試しました。
例えば、
- 子供部屋のサイズを、もう少し大きく
- 洗面所を少し広げて、ランドリースペースのように使いたい
- その代わり、書斎を小さくする
みたいな感じです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-9-1024x521.png)
自分で考えて、書斎を小さくして、子供部屋と洗面所を大きくしました。
特徴2:家の中を歩ける
無料で、3Dパースが作れる。
すごくないですか?
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-10-1024x521.png)
色味や質感までは難しいものの、空間の広がりを再現できています。
間取り検討には、十分ではないでしょうか。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-14.png)
物の色や質感はさておき、間取りについては、
「思ってたのと違う」ことはひとつもありませんでした。
間取りの検討は、イメージが大事です。
このツールを使えば、間取りを作って「ポチッ」と押すだけで、3Dの映像で見ることができます。
しかも、家の中を歩くことができます。
この機能には助けられました。
例えば、洗濯機の位置。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-12-1024x499.png)
洗面所入って、すぐ正面に洗濯機。
お風呂に入るとき、脱いだ服をすぐ入れられるように。
でも、ちょっと圧迫感があるかも。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-11-1024x498.png)
思い切って、洗濯機は奥に追いやりました。
ちょっとだけ、圧迫感がなくなった気がします。
洗濯機の位置ですが、こうやってパースにすると、一目瞭然。
洗面所入ってすぐのところにあると、圧迫感があります。
お風呂に入るときに、脱いだ服をすぐ入れたい。
そう思っていましたが、こんなに圧迫感が出るとは思いませんでした。
最終的に、洗濯機の位置を調整することにしました。
こんな感じで、「家具や家電を配置しながら、間取りを検討できる」というのが、最大のメリットではないでしょうか。
特徴3:クラウド上にデータを保存
個人的には、ちょっぴり嬉しい機能です。
このツールは、パソコンでもスマホでも使えます。
もっと言うと、「同じデータを、パソコンとスマホの両方で見たり、編集できる」という特徴があります。
僕の場合は、パソコンで間取りを編集しました。
その間取りを、外出中や移動中に、スマホでも確認しました。
無料でそこまでできるなんて、すごいです。
3Dマイホームデザイナー
最後にご紹介するのは、「3Dマイホームデザイナー」です。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-16.png)
僕は、DVD版を購入しました。
マイホームクラウドと同じく、間取りを作れるツールです。
こちらは有料で、1万円弱かかります。
間取り、家具、装飾などを細かく設定できます。
がんばり次第では、本物さながらの家が出来上がります。
おそらく、この世で最も使いこなしているのは、kikoristさんです。
もはや、家ブログ界隈の”巨匠”ですね。
マイホームデザイナーの公式Twitterアカウントからも、たびたび引用リツイートされています。
ぜひ、参考にしてください。
ダウンロード版とDVD版がありますが、個人的にはDVD版をおすすめします。
いざというときに、他の方に譲れますので。
このソフト、僕も手を出すか非常に悩みました。
当時、三井ホームからもらえるパースが少なく、実は間取りのイメージに不安があったんです。
もっとパースを作ってもらいたかったんですが、
「追加のパース作成には、追加費用がかかる」
という話まで出てきてしまって。
![カツオ](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/02/image-24.png)
「それなら、自分でパースを作るしかない!」
そう思ったのが、購入のきっかけでした。
しかし実のところ、僕はこのツールを使い倒すことはできませんでした。
間取りを作るところまでは、比較的簡単です。
しかし、そこから細かい造作をしていくのに、非常に時間がかかります。
例えば、「屋根勾配天井」です。
屋根勾配天井を、簡単に作るボタンはありません。
屋根の形状に合わせて、パーツを一つずつ作る必要があります。
これが、すこぶる大変なんです。
このソフトは、「2D編集画面⇔3Dパース」を交互に切り替えて使用します。
3Dパースに切り替えるたびに、屋根勾配天井にかぶさるように、自動で屋根が付きます。
それを取り除くのも大変。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/08/image-15.png)
最後の注意文で、心を砕かれました。
かゆいところにも、なんとか手が届く。
しかし、こだわればこだわるほど、沼のように時間がかかる。
その壁を、僕は超えられませんでした。
やる気のある方は、みんな買ってる印象です。
しかし、その裏には、多くの挫折した人たちがいるのかもしれません。
「本気でやってやる!」
と思う方は、購入してみてもいいかもしれません。
まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
間取りや家づくりについて、もっと勉強したい方は、ぜひこの記事も読んでみてください。
↓
特に間取りを検討するなら、下の3つは必読書です。
- 間取りの方程式
- 住まいの解剖図鑑
- 片付けの解剖図鑑
自分で間取りを考えるのは、すごく楽しいですよね。
ぜひ、この記事でご紹介した方法で、理想の家を検討してみてください!
それでは。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
カツオ