![カツオ](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2022/03/⑩-1こんにちは.jpg)
こんにちは!
カツオです。
今回は、
「住友林業の4つのデメリット・やめた理由」
というテーマでやっていきたいと思います。
まずは、この記事でお伝えしたいことを、
下の一覧でご覧ください。
- 一部のネット銀行と提携していない
- 標準の外壁に注意
- 標準だと高気密高断熱ではない
- 人気がありすぎて、良い営業マンに巡り合えないかも
前回、「住友林業の3つのメリット」という記事を
書きましたが、今回はその続編となります。
前回の記事をまだ見てない方は、ぜひご覧ください。
我が家は、これまで10社以上の
ハウスメーカーを検討してきましたが、
住友林業は最有力候補でした。
この記事では、我が家が住友林業を
検討して分かったデメリットを、
みなさんにお伝えします。
住友林業を検討している方や、
他のハウスメーカーと悩んでいる方にとって、
役に立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、やっていきましょう!。
目次
一部のネット銀行と提携していない
つづいて、住友林業のデメリットその2は、
「一部のネット銀行と提携していない」
です。
これには、面を食らいました。
突然ですが、ここでクイズです。
<クイズ> あなたは、注文住宅を建てるために、住宅ローンを検討しています。 5000万円を35年で返済する計画を立てました。 はたして、金利が0.4%の場合と、0.5%の場合では、 総返済金額は、どれくらい変わるでしょうか?
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-15.png)
答え:約100万円
金利がわずか0.1%高くなるだけで、
総返済金額は100万円も高くなってしまいます。
そう聞くと、住宅ローンの比較って、
シビアな問題に思えてきますよね。
僕も当時、必死に調べて、
「住宅ローンは、ネット銀行にしよう」
と決めていました。
というのも、単純にネット銀行の方が
金利が安かったからです。
僕が検討していたネット銀行は、
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
の2社です。
住宅ローンを借りたいと思ったとき、
ハウスメーカーに頼むこともできますが、
自分で直接申し込むこともできます。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-19.png)
でも、住宅ローンの条件が変わらないのであれば、
ハウスメーカーに頼んだ方が安心ですよね。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-20.png)
本当は、住友林業を通して、住信SBIネット銀行もしくは楽天銀行
の住宅ローンを申し込みたかったのですが、
その2社とは提携していないため、使えませんでした。
ちなみに、ソニー銀行は使えるみたいです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-18.png)
提携していないこと自体は、あまり問題ではありません。
それなら、自分で直接申し込めばいいだけのことです。
しかし、住友林業の場合、それもダメでした。
どういうことかというと、営業マンから
![営業マン](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-22.png)
「個人でローンを組むのは自由ですが、いったん住友林業が提携している銀行で、住宅ローンを組んでください。」
と言われてしまったのです。
これには、耳を疑いました…
図にすると、こんな感じです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-17.png)
建築にかかった費用は、
住友林業と提携している銀行からしか
受け付けないというのです。
なので、仮に僕が住信SBIネット銀行でローンを組みたかったら、
2重に住宅ローンを組む必要がありました。
これは論外です。
住宅ローン契約時に、取られるもろもろの手数料が、
2重でかかってしまいます。
念のため、別の営業マンにも確認したのですが、
やはり同じ回答でした。
![別の営業マン](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-23.png)
「やはり難しいです…」
初めから住友林業と提携している銀行で、
住宅ローンを組むと決めている人には関係のない話ですが、
「自由に住宅ローンを選びたい」「ネット銀行を利用したい」
と思っている人は、この点に十分注意してください。
2021/3/11更新:申し訳ありません。確認した営業マンが、2人とも間違った回答をしていたようです。 住友林業施主の方から指摘をいただき、自前でも住宅ローンが組めるとのことですので、ご安心ください。
実際には、住友林業が提携している銀行にも、
魅力的な住宅ローンがあると思います。
というのも、実際に僕が三井ホームと契約したときに、
あらためて住宅ローンを比較したら、
提携してるローンのほうが条件が良かったからです。
ぜひ、担当の営業マンに、
どんな住宅ローンの選択肢があるか聞いてみて、
比較してみてください。
標準の外壁に注意
つづいて、住友林業のデメリットその3は、
「標準の外壁に注意」
です。
住友林業の標準の外壁とは、
「シーサンドコート」と「サイディング」の2つです。
他にもいろいろオプションの外壁がありますが、
営業マンに聞いたところ、一番人気があるのは、
住友林業オリジナルの「シーサンドコート」だそうです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/シーサンドコート-1024x576.jpg)
「シーサンドコート」は、
“吹付(ふきつけ)”と呼ばれるジャンルの外壁です。
ただの吹付と違い、「シーサンドコート」の場合、
貝殻やサンゴをブレンドしていて、キラキラしてます。
色もたくさんあるので、選ぶのも楽しそうです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/シーサンドコート_カラー-1024x576.jpg)
といった感じで、夢が膨らむ外壁なのですが、
ちょっと注意が必要です。
というのも、シーサンドコートには、
吹付の外壁ならではの、2つの弱点があるからです。
それは
- 汚れやすい
- ヒビが入りやすい
という2点です。
この点は、ある程度覚悟というか、
割り切りが必要かもしれません。
もしくは、外壁を「サイディング」にしてみるのも
ひとつの解決方法になります。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/サイディング-1024x576.jpg)
好みが別れるところですが、
サイディングなら吹付よりも、ヒビや汚れに強いです。
しかし、せっかく住友林業で建てるなら、
「一番人気のシーサンドコートにしたいなぁ…」
って思いませんか?
僕は思っていましたw
非常に悩ましいです。
ちなみに、我が家を担当した営業マンは、
住友林業で家を建てたのですが、
外壁はすべて「タイル」にしたそうです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/タイル-1024x576.jpg)
理由を教えてもらいましたが、
やはり、吹付外壁のデメリットを気にされていました。
社員の方が「タイル」を選ぶということは、
もはやそれが正解のような気がしてきますよね。
個人的にも、あえて人気のシーサンドコートを選ばずに、
タイルにするのは、個性が出てカッコいいなと思います。
しかし、「タイル」はオプションです。
外壁をすべてタイルにしたら、
200万円~300万円くらいかかります。
なかなか悩ましいですが、まとめるとこんな感じです。
- 「外観を最優先!金なら払う!」という方
⇒タイル - 「節約重視!経年劣化は気になるけどしかたない!」という方
⇒シーサンドコート - 「バランスが大事!キラキラしてなくてもいい!」という方
⇒サイディング
あなたは、どのタイプでしょうか?
標準だと高気密高断熱ではない
つづいて、住友林業のデメリットその4は、
「標準だと高気密高断熱ではない」
です。
高気密高断熱とはなにか、図にするとこんな感じです。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-24.png)
高気密な家は、
建物が密閉されていて、空気が逃げにくいです。
また、高断熱とは、
建物の断熱性能が高く、熱が逃げにくいということです。
これを足し合わせて、「高気密高断熱」と言います。
高気密高断熱な家は、温度が逃げにくいので、
寒い冬にブルブル震えずに、健康に暮らせます。
また、光熱費も安く済みます。
健康に暮らせて、さらにお金も節約できるなんて、
けっこう良くないですか?
ですが、大手ハウスメーカーの多くは、
高気密高断熱に対するこだわりが、足りないと思います。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-26-1024x634.png)
いまだにパンフレットなどに、
「業界最高水準!アルミ樹脂複合サッシ!」
みたいに書いてありますが、気を付けてください。
これは、決してハウスメーカーのせいではなく、
施主である、我々の意識がまだまだ低いからかもしれません。
住友林業の場合、標準の窓は、
「アルミ樹脂複合サッシ」
です。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-25-1024x409.png)
一般的には、樹脂サッシよりも断熱性能が劣ります。
いまは樹脂サッシが、かなり一般的になってきています。
なので、アルミ樹脂サッシを取り入れるということは、
デメリットに近い部類になります。
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-27-1024x637.png)
ところで、
高気密な住宅を建てるためには、気密測定が不可欠です。
さらに言うと、気密測定を行って穴を埋めていく補修作業が、もっと大切です。
![](https://www.ichijo.co.jp/technology/element/airproof/img/img-pic-07.jpg)
この作業を、住友林業の営業マンにお願いしたところ
![営業マン](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-22.png)
「追加費用がかかりますが、気密測定はできます・・・」
「しかし、補修作業はやりません・・・」
という回答でした。
先ほども言いましたが、
気密を高めるには、補修作業がとても大事です。
なので、厳しい言い方ですが、
住友林業の家に気密性能は、期待できないと思います。
こんな感じで、
住友林業は、あまり高気密高断熱を
目指してないのかなぁと思います。
言い換えると、「そこで勝負していない」ということです。
以前の記事でもお話ししましたが、
住友林業は、間取りとデザインがサイコーです。
![リビングを彩る個性的なインテリア](https://sfc.jp/ie/style/attaches/photos/00136/_DSC6378.jpg)
(引用元:自家自讃Vol.140 掲載 社員邸 M邸)
なにを幸せと感じるかは人それぞれで、
住友林業が大切にしていることは、
「間取りやデザインによって、家族が幸せで豊かな生活を送ること」
ということなのかもしれません。
ちなみに、住友林業で高気密高断熱な
住宅を建てれないかというと、
必ずしもそういうことではありません。
追加費用はかかってしまいますが、
家の性能を上げることは可能です。
「住友林業で建てたいけど、性能も気になる」という方は、
まずは窓を樹脂サッシに変更してみることを、おすすめします。
人気がありすぎて、良い営業マンに巡り合えないかも
つづいて、住友林業のデメリットその5は、
「人気がありすぎて良い営業マンに巡り合えないかも」
です。
直接的な言い方で、ほんとに申し訳ないのですが、
実は、我が家を担当した住友林業の営業マンの仕事は
ものすごく雑でした。
同年代の方で、気さくで爽やかで好印象だったのですが、
営業マンとしての基本動作が、ダメダメでした。
エピソードを離すと、30分くらい語ることになるので
詳細は割愛しますが、
「いまでも思い出すとイライラする」
とだけ表現しておきますw
![](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/03/image-28.png)
我が家は、住友林業を諦めきれなかったので、
一度、営業マンを変えてもらいました。
しかし、
2人目の営業マンも同じような感じでした。
営業マンを1回変えるだけでも、
施主としては心が痛みますし、正直気まずいです。
それ以上、営業マンを変更するという選択肢は考えられず、
住友林業は、諦めてしまいました。
住友林業は、すごく人気があるハウスメーカーですし、
他の施主の方々のブログやYoutubeを拝見させていただくと、
![住友林業の
施主さん](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2021/02/image-24.png)
「決め手は営業マンでした!」
と言っている人もいます。
それも事実だと思います。
優秀な営業マンも、当然たくさんいらっしゃるはずです。
ですが、こういう話を聞くたびに、
![カツオ](https://katsuose.com/wp-content/uploads/2020/12/question_head_gakuzen_boy.png)
「なぜ我が家は…」
と、くやしい気持ちになります。
2回も連続で、まともな営業マンと出会えなかったのには、
なにか理由があるんじゃないか?
そう、思えてならないのです。
もしかすると、
住友林業はあまりにも人気があるので、
優秀な営業マンが出払ってしまい、
巡り会えないのではないでしょうか?
もしそうだとしたら、
みなさんに必ずやってもらいたいことがあります。
我が家の後悔を繰り返してほしくないので、
ぜひ覚えてください。
それは、「店長以上の営業マンを希望する」ということです。
店長とは、住宅展示場の一番偉い人です。
店長さん以上の方であれば、高い確率でまともな方です。
出世するほど実績があり、
部下を教育する立場として認められているからです。
偉そうに聞こえるかもしれませんが、
人生一度きりの家づくりです。
遠慮なく申し出るべきだと、僕は思います。
まとめ
住友林業の4つのデメリットについては、以上となります。
我が家のハウスメーカー選びを、改めて振り返ってみて思うのは、
「どのハウスメーカーにも、デメリットはある」
ということです。
そして、
「そのデメリットを、打ち消すことのできる営業マンと出会う」
ということが、ハウスメーカー選びのキモだと、僕は思います。
この記事で、住友林業のデメリットを4つお話ししましたが、
営業マンの提案力があれば、いくらでもひっくり返せる話ばかりです。
なので、特に最後のパートでお伝えした、
「店長以上の営業マンを希望する」
という点を、しっかり実践してもらいたいです。
そしたら、あなたのハウスメーカー選びは、
ぐんと成功に近づくと思います。
このブログでは、こんな感じで、
注文住宅のことや、各ハウスメーカーの
メリット・デメリットについて、発信しています。
参考になると思いますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
カツオ