こんにちは!
カツオです。
今回は
「旗竿地を買って後悔したこと」
というテーマでお話していきます。
突然ですが、こんなことで悩んでませんか?
「旗竿地って、どんな土地?」
「旗竿地、買っても大丈夫かな?」
「旗竿地のデメリットを、知っておきたい」
僕も土地を購入する前は、同じ悩みをかかえていました。
悩んだ末、最終的に「旗竿地」を購入しました。
でも実は、いろいろと後悔していることもあります。
そこでこの記事では、旗竿地の特長やメリット・デメリットについてお伝えします。
最後まで読んでいただければ、
旗竿地を購入すべきかどうかを、判断できるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
それでは、やっていきましょう!
ちなみに、動画で見たい方はこちら。
目次
旗竿地とはなにか
まずは、「旗竿地」について。
旗竿地とはこんな形をした土地のことです。
↓
道路から細い道を入ったところに、メインの敷地が広がっている土地です。
隣家との関係でいうと、こんな感じ。
↓
ご覧の通り、隣家に囲まれています。
特徴的な土地なので
「旗竿地はぜったいにイヤ」
って思う人もいれば、
「旗竿地のほうがむしろ好き」
と思う人もいます。
人によってすごく評価が分かれる土地です。
なぜ旗竿地を買ったのか(旗竿地のメリット)
僕がなぜ旗竿地を買ったのか、理由をお話します。
ここでお話する内容に共感したら、旗竿地を買ってみるのもアリかもしれません。
僕が旗竿地を購入した理由は、たった一つです。
それは「価格が安い」からです。
注文住宅を検討し始めて、まずはじめに直面したことは、
土地の値段が高すぎる問題です。
土地高すぎ…
手持ちの予算では、希望の条件をすべて満たす土地は見つかりませんでした。
そこで以下の3つについて、妥協できないか考えました。
- エリア
- 駅からの距離
- 土地のスペック
僕は「①エリア」にこだわりがありました。
毎日通勤で利用する駅の利便性や、子供の教育環境などです。
一方、妻は「②駅からの距離」のこだわりが強かったです。
僕や妻にとって、「①エリア」「②駅からの距離」は、譲れない条件でした。
そこで目を付けたのが、「③土地のスペック」です。
土地のスペックとは、
- 土地の大きさ
- 土地の向き(東西南北)
- 土地の形状
などのことです。
もし、大きな土地で、南東角地で、美しい正方形の土地を買えたなら、そりゃ最高ですよね。
そういう土地は、値段も高いです。
逆に言うと、そういった魅力が少ない土地であれば、安く手に入る可能性があります。
例えば、我が家は以下の条件で探しました。
- 土地の大きさ ⇒なるべくギリギリに。庭はあきらめる。
- 土地の向き(東西南北) ⇒南向きは高いので、それ以外を探す。
- 土地の形状 ⇒きれいな形をしていない土地を探す。
このように、探す土地のスペック落としました。
しかし、なかなか見つからない。
そこで出てきた最終手段が、“旗竿地を探す”という作戦でした。
探しに探して、我が家が購入した旗竿地は格安でした。
近所の整形地の坪単価に比べて、4割くらい安い。
価格については、大成功を収めました。
旗竿地の最大のメリットは「価格」です。
他にも、一般的には以下の2つもメリットと言われています。
- 静かで落ち着いている
- 外観をそこまで気にしなくても大丈夫になる
通常、家は道路に面しています。
すると、通行人の目線や話声などが気になる。
そういった意見もあります。
旗竿地なら、家が道路から離れているため、そこまで気になりません。
また、旗竿地の場合、良くも悪くも家の外観があまり目立ちません。
つまり、予算をかける箇所に、メリハリをつけることができます。
家の外観を美しく見せるには、意外とお金がかかります。
旗竿地の場合は、家の外観はほどほどにして、外構にこだわることもできます。
通路部分がオシャレだと、印象をぐっと高めることができますよね。
旗竿地のおかげで、三井ホームで建てられた
僕は三井ホームで、家を建てました。
もともと、「三井ホームなんて高級すぎて、僕なんかが建てられない」と思っていました。
しかし、旗竿地を検討することで、建物にかけられる予算を上げることができました。
三井ホームは、営業マンの信頼性、設計士さんの提案力、建築工事の品質、アフターフォローなど、どれを見ても一級品でした。
大変満足のいく家を、建てることができました。
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↓
旗竿地を買って後悔していること(旗竿地のデメリット)
さて、ここまでのパートの結論は、
「旗竿地の最大のメリットは”価格が安い”」
です。
ここからは、旗竿地を購入して、後悔していることをお話します。
後悔していることは、以下の3つです。
- 建てられる家に制約がある
- 採光ルールに悩まされた
- 建築工事費が割高になった
まずひとつ目の後悔「①建てられる家に制約がある」ですが、
具体的に言うと、「一条工務店のi-smartが建てられなかった」ということです。
僕は、注文住宅のことをいろいろ勉強した結果、
「高気密高断熱」な住宅を建てたいと思いました。
そのため、
「家は、性能。」と宣言している一条工務店で
家を建てようと決めていました。
当時、やっとの思いで見つけた旗竿地を、
一条工務店の営業マンに伝えて、間取りを書いてもらったんです。
その矢先です。
一条工務店から出てきたプランは、
「グランセゾン」
でした。
それまでずっと、「i-smartで建てたい」と伝えていたし、
営業マンも勧めていたのになぜグランセゾンなのか尋ねました。
すると、こう言われたのです。
「この土地で、i-smartは建てられません。」
そのとき説明されたことをまとめると、以下の通りです。
i-smartの工法は、工場である程度組み立てられたパネルを組み合わせる。
今回の土地では、クレーン車が入れないため建てられない。
とのことでした。
この事例は、あくまで我が家のケースです。
すべての旗竿地でi-smartが建てれないということではありません。
通路にもう少し余裕があったり、隣の敷地を使える場合には、建てれると思います。
かねてから一条工務店のi-smartを建てたいと思っていたので、
やっと見つけた土地を手放すかとても悩みました。
グランセゾンを建てる選択肢もありましたが、
夫婦でよく話し合った結果、他のハウスメーカーを探すことにしました。
続いて、我が家が旗竿地を購入して後悔したことの2つ目は、
「②採光ルールに悩まされた」
です。
少し話がそれますが、民法に
「境界線と外壁の距離を50cm以上としなければならない」
というルールがあります。
簡単に言うと、
「お隣さんのお家と、50cmは離して家を建てよう」
ということです。
実際には機械を設置するためのスペースや、
外壁の厚みもあるため、間取りを考える上では、
75cmくらい余力が必要になってきます。
僕は土地探しをするときに、
このルールをイメージしながら、
- どれくらいの家が建てられそうか
- どんな形の家になりそうか
と言ったことを、土地の形状とにらめっこしながら想像するようにしていました。
もちろん我が家が購入した旗竿地でも、
家の形状を想像していました。
しかし、ハウスメーカーにプランを書いてもらうと、
想像していなかった謎の形になるんです。
どういうことか、図でご説明します。
我が家が購入した土地は、こんな形をしています。
そして、僕が想像していた家の形はこのような感じです。
しかし、実際にハウスメーカーが出してきた形は、このようになっていました。
南側に変な”くぼみ”があります。
僕がプランを書いてもらったハウスメーカー5社、
すべてのプランで、共通してこの”くぼみ”がありました。
ハウスメーカーに、なぜこの形状にするのか聞いたところ、
「採光ルールを満たすため」
とのことでした。
「採光ルール」って聞いたことありますか?
素人の言葉で素人なりにご説明すると、
“お家というものは、部屋に光が入るべきである”
という建築基準法があるということです。
そして、部屋に光が入ることを、間取りや窓の位置,大きさで証明しなければなりません。
そのため、わざわざこのような“くぼみ”を作って、
部屋に光を取り入れたことにしなければなりませんでした。
家の価格は、屋根や外壁の量が増えると金額が増加していきます。
コスパを考えると、なるべくデコボコしていない、
豆腐のような形の家が好ましいです。
デコボコするだけでなく、使える面積も減ってしまって、
ダブルパンチでした。
そして、最後に3つめの後悔ポイントは、
「③建築工事費が割高になった」
です。
我が家が購入した土地は、基本的に
運搬車両やクレーン車が入っていくことができません。
そのため、どういうことが起きるかというと、
- 手運び
- 手起こし
という2つの制約が生まれます。
「手運び」とは、木材などの建築資材を人が運ぶことです。
運搬車両が敷地に入れないため、前面道路から人手で資材を運ぶ手間が増えます。
「手起こし」とは、建材を組み立てていく作業を、
クレーン車を使わずに人手で行うことです。
これも、通常より手間がかかるため、
建築費用が増加する要因となります。
実際に各ハウスメーカーに見積もりを出してもらったところ、
「手運び」と「手起こし」の費用は様々でした。
通常の建築費と比べると、50万円の追加料金のところもあれば、
650万円もの金額が余計にかかるハウスメーカーもありました。
ハウスメーカーの名前は伏せますが、
650万円増額の説明を受けた時は、目が飛び出るほどビックリしました。
安全に作業を行うために、警備員による安全確保が必要で、
人件費が莫大にかかるとのことでした。
さすがに650万円の増額は受け入れがたく、
そのハウスメーカーはあきらめざるを得ませんでした。
旗竿地を買う前に確認すること
最後に、旗竿地の購入を検討する場合に、
注意してほしいポイントを3つお話したいと思います。
もしあなたが、これから旗竿地を探す場合に、
どんなことに気をつけてほしいか、という観点でご説明します。
旗竿地を検討する際に、重要な3つのポイントは以下の通りです。
- 採光(隣家との接近具合)を確認する
- 10m2くらい大きめの土地を探す
- ハウスメーカーに早めの見積もりを依頼する
まず、「①採光(隣家との接近具合)を確認する」についてです。
ここまでで説明してこなかったですが、
旗竿地の最大のデメリットは「採光」です。
どうしても隣家が接近していて、日が入りにくいです。
ですが、すべての旗竿地で絶望的かというと、意外とそうでもないです。
実は、隣家の状況によって、驚くほど違いがあります。
我が家もいくつか旗竿地を見てきましたが、
東西南北を隣家で囲まれている旗竿地もあれば、
比較的空間に余裕のある旗竿地もありました。
隣家とのキョリもそうですが、
隣家の高さや屋根の角度にもよります。
この辺りは、実際に土地を見に行かないとわからないので、
ぜひ気になる旗竿地があったら、現地に見に行って
どれくらい採光が見込めるのかを確認してみてください。
僕は、気になった土地があると、必ずすぐ現地に行きました。
現地では、スマホに入っているコンパスのアプリを参考に、
朝,昼,夕方に日光がどのような角度で入ってくるか、想像しました。
事前に売主さんに許可をもらって、敷地の中に入らせてもらい、
敷地の中から日光の入り方を感じることが、大切だと思います。
2つ目のポイントは、
「②10m2くらい大きめの土地を探す」
です。
これは先ほどお話した「採光ルール」に関係しています。
旗竿地は建築基準法の「採光ルール」において、不利になる傾向があります。
我が家の例のように、建物の形がキレイにいかない可能性があります。
そのため、旗竿地を検討する場合は、
当初予定している敷地面積よりも、少し大きめの土地を選ぶことをお勧めします。
あくまで我が家のケースですが、
採光ルールで削られた建物面積を補うためには、
10m2くらい大きめの土地にしておくべきでした。
土地の面積をギリギリで考えている方は、ぜひこのことに注意していただきたいです。
最後に、旗竿地を選ぶときの3つめのポイントは、
「③ハウスメーカーに早めの見積もりを依頼する」
です。
これは、我が家の後悔ポイントの一つである、「建築費の増加」に関係しています。
これはやったことがないので、できるかわからないのですが、
「旗竿地によって、どれくらい費用が増加するか」
について、早めにハウスメーカーに確認されたほうが良いと思います。
我が家の場合、各社のプランをブラッシュアアップしていき、
けっこう後半の見積額提示の段階で、建築費が割高になることがわかりました。
早めにわかっていれば、声をかけるハウスメーカーを変えることもできましたし、
そもそも別の土地を検討することもあり得ました。
なので、もしみなさんが旗竿地を検討されるのであれば、
ぜひハウスメーカーに早めに建築費のことを確認してみてほしいです。
まとめ
いろいろと後悔はしていますが、価格を最優先に考えました。
価格も含めて考えたら、旗竿地を買ってよかったです。
みなさんも、ぜひ検討してみてください。
土地探し、大変じゃないですか?
我が家も、土地探しは苦労しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
カツオ